新年明けましておめでとうございます。今年も直富商事をよろしくお願いいたします。

今年は日中国交正常化50周年です。一衣帯水の日本と中国。富国強兵、脱亜入欧政治による半世紀にわたる戦争(日清、日露、満州事変、アジア侵略)が終結し、1972年正常化が実現しました。中国は友好の為と一銭の戦争賠償も請求しませんでした。両国は覇権を求めず、覇権を試みない事を共同声明で明らかにしました。そして人事交流、経済文化交流を盛んにし、アジアと世界平和のために貢献する約束をしました。平和友好条約を1978年に、1998年と2008年には友好宣言、共同声明が結ばれ4つの重要文献として両国と国民は未来に希望を持つ事ができました。そして年間貿易額30兆円、人事交流1千万人余、友好都市は350余と多岐に渡り発展して来ました。

日本が戦後70年余りを平和に暮らせたのは、日中両国が50年間友好平和であったからであり、重要な要因の一つであったと思います。

日中関係は今後も紆余曲折が予想されますが、我々は対米一辺倒の思潮に押し流される事なく、バランス感覚を狂わさずに、互いに引越できぬ隣国中国と安定的な友好協力関係を引続き築いて行かねばならないと思います。

最後にコロナ禍で途絶えている海外とのリアルな交流が、今年こそは実現できる事を切に願い、期待しています。