岐阜県関市洞戸にある円空記念館へ行って来ました。円空さんを知ったのは、一柳アソシエイツ岩崎専務様から話を聞いた事がきっかけです。岩崎専務、ありがとうございます。

円空さんは江戸時代前期に活躍した修験僧、仏師、歌人で、木彫りの「円空仏」は12万体作られたと言われています。何とも言えぬ穏やかな笑みを浮かべた円空仏は、見る人を癒し、万人に愛される仏像です。

記念館では女性の方に大変丁寧な案内をいただき、「一木造り三像」の話を聞いた時には涙が止まらず、女性の方に涙を気付かれぬ様対処する事に苦労しました。円空さんを知れば知るほどもっと知りたくなり、また円空仏を見ていると、まるでそこに円空さんが居る錯覚に陥り、何とも不思議な円空仏であり円空さんでありました。

いまでも「円空さん」と呼ばれ愛される円空さんですが、幼少の頃最愛の母を亡くし仏教と出会い、僧侶となった円空さんは庶民に説法ではなく仏像を彫り与え、生きる希望を伝え他者救済に自らの生涯を捧げました。仏教で言う範疇を超え懸命に生きた作仏聖、それが円空さんです。

■円空記念館

〇住所　岐阜県関市洞戸高賀１２１２

〇電話　０５８１－５８－２８１４

〇開館時間　９：００～１６：３０

〇休館日　月曜日（祝日除く）

〇入場料　一般２５０円、高校生以下無料