鉄スクラップ相場が急落しています(1/29現在)。我々の予想に反し、コロナ禍にありながら昨年来金属スクラップは高騰し続けましたが、年が明けたら状況は一変しました。

ところで古紙は流通が滞らず荷動きが思うように行きません。需給が主因ではなくコロナにより物流が絶たれている事に寄ります。頭が痛い現在の古紙業界ですが、プラスチックに代わる材料として紙の需要が伸びる事を大いに期待しています。脱炭素の観点から、紙を製造する過程で紙の重さ以上にCO2が排出されていますが、1MT生産されると1.8MTのCO2が排出される(世界経済フォーラムより)と言われるプラスチックよりも、紙のCO2排出割合は少なくなります。

また、古紙は回収率79.5%、古紙利用率64.4%(古紙再生促進センター2019年)と高いリサイクル率を示しています。

プラから紙へ。そして更なる紙のリサイクルへ。紙は環境に優しい大切な資源です。

そして我々は脱炭素社会構築に向け、更に動き始めねばならないでしょう。