当社の業務は、収集した廃棄物を種類ごとに選別し、リサイクルして再資源化することを最優先としています。その品目は多岐にわたっており、金属の他、紙、プラスチック、食品など様々です。
中でも私の仕事は、鉄以外の金属「非鉄金属」と呼ばれるベースメタルとなる資源を選別、加工して二次合金メーカーに出荷することです。非鉄金属とは、例えば銅やアルミニウム、亜鉛、錫、金、銀、チタンなど。
取引価格は相場に左右されますので、世界の経済動向を知ることも仕事のひとつと言えるかもしれません。
ベースメタルによっては非常に高価な商品となります。価格は相場で決まりますので、経済の動きを見ながら現場のチームで話し合い、商品構成を考え、より付加価値の高い商品として出荷します。
私たちの読み通りの高値が付けば会社の利益につながる結果となりますし、その反対の場合もありますが、それが仕事としてのやりがいになっています。
実は入社当初は失敗もありました。当時は金属の種類の違いも分かりませんでしたから、商品の割合を逆に混ぜ、価値を落としてしまったことがありました。そうした失敗を繰り返しながらも、先輩方の指導やフォローのおかげで仕事の楽しみを知る現在に至っています。
日本の社会は少子高齢化。当社としても働き手が少なくなることを考えていかなければならないと思います。そこで、今後は今よりもさらに作業環境を整え、安全に働ける工場を作り、若い人はもちろん幅広い世代が安心して働けるような職場づくりに貢献していきたいと考えています。
また、経営理念のひとつに「地域に愛され、必要とされる会社とする」があります。地域の方に必要とされる企業であり続けるためにどうすべきかを常に考え、仕事に励んでいきたいと思います。